別に欲しいわけじゃないけど、姫島朱乃の生足バニーは見るだけ見ておくか
正直、バニーの2nd版とか聞くたびに「またか」って思う。初版を持ってる人にどうやって買い替えさせるんだと。
と思いつつ、新規造形でポール付きで来られると、いやまあ、見てしまう。見るだけだから。
「生足」と「2nd」を看板に背負ってる時点で、もう逃げ場がない。
第一印象
初版の姫島朱乃バニーから、衣装側はほぼ踏襲。ただ、ポーズが完全に別物になっている。立ちポーズじゃなくて、ポールに体を預けた前傾の流し。
これ、リアス・グレモリーの生足バニー2ndと「並べて飾る」のが前提の構成になっている。商売が上手すぎる。やめろ、買わせる気だろ。
画像別レビュー
画像1: 黒大理石背景の正面
ポールに左手をかけ、右手は腰の後ろに回す姿勢。背中をやや反らせて、お尻を斜め後ろに突き出すS字のシルエット。
長いポニーテールの青紫が、床に向かって流れている。重力に従って素直に落ちる髪、というのは原型の難所のはず。
画像2: 同じ姿勢を別の照明で
1枚目より光が均等になり、バニースーツのエナメル光沢がはっきり出るカット。完全な漆黒ではなく、わずかに青みを含んだ黒で塗られている。
正直、エナメルの艶を1/4でやってるのかこれは、と思って商品情報を見直すレベル。FREEing B-style、相変わらず塗りが強い。
画像3: 異なる照明・別アングル
背景の影の落ち方がやや浅く、フィギュア全体の輪郭が読みやすいカット。ポニーテールが床近くまで届いている全長感が、ここではっきり伝わる。
髪の毛束の処理は、束ごとに微妙な角度差がついており、塊として整いすぎていない。地味だけど、こういう所が原型の上手さ。
画像4: 横からの全身
真横から見たカット。前傾の角度がここでいちばん分かる。腰のひねり、太ももの伸ばし方、ふくらはぎの曲線が、横一直線に並ぶ。
正直、横からのバニーフィギュアはごまかしが効かない。足の長さの解像度がそのまま出てしまうわけだけど、ここで破綻していない。の割に、特別な不満は出ない。
画像5: 背面・脚を強調
背中越し全身のカット。バニーテールの白いポンポンが上半身の中心に置かれ、その下で背中の素肌と腰のラインが弧を描く。
足を開いて床を踏ん張る姿勢で、生足の質感が際立つ。タイツを敢えて履かせない選択は、まあ正解だったと言わざるを得ない。
画像6: 正面寄り・上半身強調
ポールに右手をかけ、左手は腰の後ろの位置。前髪と髪飾りの赤いリボンがはっきり見える、寄りのカット。
瞳の紫のグラデーション、頬の薄い赤み、唇のグロス。1/4寄りで耐えられる顔の解像度になっている。というか、いやまあ、顔だけで2万円分くらいの仕事はしてる。
画像7: 真横・反対側
真横の反対側カット。ポニーテールの根元の作り、リボンの後ろ姿、首から肩への線、腰のひねりまでが、一枚で読める。
髪の流れがいちばん長いのはこの角度。床に届くか届かないか、ぎりぎりのところで止まっている。原型の自重テストみたいなことを通したのだろう、と思わせる仕上がり。
画像8: 顔と胸元の寄り
顔から胸元、ポール、片手のウインクから腰までを切り出した中アングル。表情は薄い笑みに整えられており、ツン要素より余裕の方が強い。
瞳の色味、瞼の影、まつ毛の塗り分け。顔の彩色は4万円台の商品としては、十分に丁寧。の割に、いやまあ、過剰でもない。
画像9: リアスとの並び(参考)
正直、これを出してくる時点で商売の角度がちょっと露骨すぎる。リアス・グレモリー生足バニー2nd(別売)と並べた参考カット。
赤いリアスと、青紫の朱乃。配色を完全に補色に振った2体セットの絵作りが、商品紹介ページの段階で完成している。買わせる気しかない。
画像10: もう一枚、並びの別カット
リアスがしゃがみポーズ、朱乃がポール前傾。姿勢を上下に振った構図で、棚に並べたときの絵作りまで提示してきている。
これを並べて飾らない選択肢は、もはや存在しないようにレイアウトされている。参った。の割に、文句のつけようがないんだよなあ。
SNSの反応
総評
別に欲しいわけじゃない、と最初に書いたが、ここまでレビューしてきて、いやまあ、それは嘘です。
初版と差別化するためにポール持ち+前傾という完全な別ポーズを作り、その上でリアス2ndと並べる前提の構図まで提示してくる。FREEing B-style の商売の組み立て方が、相変わらず手強い。
¥39,600 は確かに安くはない。の割に、エナメル光沢・髪のレイヤー・背面の造形、どれを取っても価格相応以上の仕事をしている。文句のつけどころが見当たらない。
初版を持っている層からすると、買い替えではなく並べて飾る2体目として機能するのが、いちばん厄介な設計。俺は別に欲しくないんだけどな、と言いながら、予約ボタンに指がかかる。


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